家の性能とは?
私が主に知っておいたほうがよいと思った項目は、以下の2つです。
なぜ、知っておいた方がいいかというと、
耐震性については日本が地震大国であること。
断熱性については、毎日の暮らしやすさに影響するからです。
また、断熱性は冷暖房の光熱費を抑えることにもつながり、結果的に節約にもなります。
家を建てる前に知っておきたい数値
耐震性
耐震性を量る数値として・・・
耐震等級1.2.3があります。分かりやすく図にするとこんな感じです。
耐震等級1の場合、震度6までは大丈夫な建物です。
こちらは阪神淡路大震災の時に作られたよう基準のようです。
そして、耐震等級2で病院や学校といった建物と同程度、
耐震等級3で消防や警察などと同程度の耐震性になるよう設定されています。
自分の地域はどうか考える
耐震等級が分かったら、次に
「自分の家はどれくらいの耐震等級で建てたらいいの?」
という、疑問がわくかと思います。
耐震等級が高ければ高いほどよいと感じ、
単純に3を目指したいと考えるのが普通かと思いますが、
耐震等級3を目指そうとすればするほど、間取りに制限がでたり、
窓の数や大きさを減らしていくことになるようです。
そのため、私は建築士さんと相談し、
まず自分の地域が地震が起こりやすい地域か確認し、
その上で、耐震等級を決定しました。
私の地域は雪も降る地域だったので、積雪時の耐震等級も調べてもらいました!
地震ハザードステーション
参照:J-SHIS 地震ハザードステーション(2024/12/02)
こちらのサイトは「全国地震動予測地図」という、地震防災を目的に作られたサイトです。
日本で発生する地震の揺れを予測し、その予測結果を地図としてみる事ができます。
左上に、場所を検索する部分があるので、
お住まいの地域の住所を分かれば番地まで入れてみてください↓
断熱性
ここでまず私が欲建築会社で目にした数値をお伝えします。
それはUA値です。
UA値ってなんだろうと思い、聞いてみると家の断熱性を表す数値である。
そして、UA値は、低いほどよいとのことです(熱が逃げにくい最適なおうち)
もうひとつ、知っておいて欲しいのが、ηAC値です。
ηAC値も家の断熱性を表す数値になります。
ηAC値も、低いほどよいです。(建物へ熱が入りにくいおうち)
この2つの数値で断熱性能は決まります。
イメージとしては、こんな感じです。
目指すべき断熱性のレベルは?
もう一つ知っておいて欲しいのが、断熱等級です。
断熱等級は、こちらも家の断熱のレベルを表す数値ですが、等級があがるほど高性能です。
2022年から等級5~7が新設されています。
最低基準が4となり、今おうちを建てられる場合、必ず等級4以上になるように設定されています。
そして・・・2030年には等級5がすべての新築住宅について義務化されることが決まっています。
(国土交通省により明記されている情報です。参照:国土交通省HP 家選びの基準変わります (2024/12/2)https://www.mlit.go.jp/shoene-jutaku/index.html )
また、長期優良住宅という長く安心・快適に過ごせるおうちを作る取組みも勧められています。
(税金の控除が受けられます。)この長期優良住宅の断熱性の基準は等級5です。
そう考えると、最低でも等級5以上は必ず目指したいところになりますよね!
自分の地域にあわせた等級の設定
国土交通省は、全国を大きく8つの地域に分類し、基準となる値を公表しています。
該当する地域を参照しながら、基準値を確認してみてください!!
《主な該当地域区分》
地域1:夕張市など
地域2:札幌市、釧路市、旭川市など
地域3:青森市、盛岡市など
地域4:会津若松市、石巻市など
地域5:水戸市、青梅市、あきる野市など
地域6:東京23区など
地域7:熊本市、福岡市など
地域8:沖縄など
※詳しい市区町村の分類は、国土交通省HPよりご確認ください。
図にまとめるとこんな感じです↓
地域区分 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
等級7 | UA | 0.20 | 0.23 | 0.26 | ― | ||||
ηAC | ― | 3.0 | 2.8 | 2.7 | ― | ||||
等級6 | UA | 0.28 | 0.34 | 0.46 | ― | ||||
ηAC | ― | 3.0 | 2.8 | 2.7 | 5.1 | ||||
等級5 | UA | 0.40 | 0.50 | 0.60 | ― | ||||
ηAC | ― | 3.0 | 2.8 | 2.7 | 6.7 |
実際に家を建てる前に、工務店さんに確認してみるといいですよ!
ハウスメーカーは基準を設けていることが多いですし、今力を入れているところが多いかと思います!
特に国土交通省のHPは分かりやすいので、調べてみることをおすすめします。
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