重版出来!(漫画)が面白くて、ためになる。

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こんにちは。

今回は、私が読んで面白い!と思った「重版出来!」という漫画について紹介します。その中でも特に印象に残ったお話を中心に書きます。私はたまたまLINE漫画で7巻まで無料で掲載されているのを見たところです。(過去にもドラマや3巻無料のキャンペーン等あり、その際も見ていました。)

※ネタバレ等を含みますので、読みたくない方はここまでにしておいてください。

LINE漫画の運営は、よく分かりませんが運が良いタイミングがあれば無料になっていることがあると思います。また、今現在読むことができないため、多少私が記載していることと漫画の内容にズレがあるかもしれませんが、ご了承ください。

読むきっかけになれば幸いです。

出版社の社長のお話<自分は何に運を使いたいか>

まず、「重版出来!」自体の主人公はオリンピック出場を目指していた女の子が出版社に入社することから始まります。週刊バイブスという少年漫画の編集者になり、主人公や登場人物が関わる中で成長していくストーリーとなっています。この漫画は各回で主人公以外の人物にもスポットが当てられ、エピソードとして取り上げられてます。

では、いよいよ出版社の社長のお話になります。

社長は当時中学生だったかと思います。頭がよく勉強も出来ていたのですが、家庭的に裕福ではなく学問の道に進むことが出来ませんでした。その傍らで、自分よりもはるかに頭の悪かった同級生が、医者の子で裕福な家庭ということもあり、その道に進んでいることを知ります。

結局、どれだけ才能があっても、家庭環境で進む道が決まってしまうことに愕然としてしまいます。

そこからやけになって、地元で働いていたものの、博打に打ち込みお金がなくなれば金持ちを襲うと言う行為を繰り返していました。そこでお金を持っていると噂の男性を襲おうとしたところその男にこう言われます。

今ここでおいを殺すと、わいの運はつきるだろう。世の中はな足し引きゼロになるようにできとる。いいことがあれば悪いことがある。生まれた時にもっとるもんに差があっても札は同じ数配られとる。運が味方すれば何十倍にも幸福は膨れ上がる。問題はどこで勝ちたいかや。自分がどがんなりたいか自分の頭で考えろ。考えて考えて吐く程考えて、見極めろ。運ば使いこなせ。 (大体のニュアンスで書いています。)

そこから、社長は真面目に働き、出版社の道に進みます。あるとき、運について実感した瞬間があります。麻雀でかなり奇跡的な役で上がった後、自分の家庭で悪いことが起こりました。そこから社長は、ギャンブルを辞め、買い物した時のおつりは募金、困っている人には親切にするなど日々運をためる行動をしていきます。

すると、仕事で大きな幸運が舞い降ります。このことから、社長は日々運をためる活動をし、運を使いそうなとき(宝くじで高額当選しそうなときなど)は、あえてそれを手放し、仕事だけに全ての運をつぎ込もうとします。

社長は 「もし運を貯められるなら、絶対に仕事で勝ちたい」 という信念のもと、今日も慎ましく生活していきます。

素晴らしいお話しだな、と思いました。社長が仕事で運を使いたいと思うきっかけとなった、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩も素敵です。小学生の頃に読んだときはあまり意味が分かっていませんでしたが、今読むと心に染みてくるものがあります。

自分は運をどこで使いたいか、運をためていくこと。

このお話から分かるように、自分はどんな風に運をためて使いたいか、日々考えて行動することが大切かと思います。何が自分にとって一番大切なのか、何を真剣に取り組んでいるのか今一度見つめ直すきっかけになりました。これほどまでに仕事に打ち込んでいる人は身近で出会ったことがないのですが、漫画を通してその情熱を感じることができ、感謝です。

もし、皆さんも読む機会があれば是非見てみてください。社長のお話以外にも、自分事に感じられるような夢への挫折や、仕事への取り組み方など様々なお話しがあります。仕事を頑張るきっかけとなるような漫画かと思います。

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